他人事ではない建物の欠陥。
マスコミ取材で説明しきれなかった現象
よくある「欠陥事例」を写真・図解でご紹介。あなたの住まいに心当たりはありませんか?
知らないと損をする。教えられたことがデタラメだった。第三者だから言える本当のこと。
雨漏りや、クロス・外壁等のひび割れ・・・欠陥かな?と思ったら是非その症状と比較してみてください!
我々が依頼された日々の検査記録です。
本日は基礎のひび割れ事例。
基礎にひび割れの生じる原因は大きく分けて3つあります。
①建物の沈下によるもの(いわゆる不同沈下)
②基礎の強度不足によるもの
③乾燥収縮によるひび割れ
では下記写真のひび割れ(≒0.3mm)はどれが原因か
わかりますでしょうか?
実はこれはなかなか難しい問題なんです。
建築の専門家でも難しいです。
にもかかわらず、施工業者の一貫しているひび割れ
が生じた場合の言い訳はこれです!!
『乾燥収縮によるひび割れです!!』
『強度には問題ありません!!』
『コンクリートにひび割れはつきものです!!』
『モルタルで補修します!!』
等々・・・・
上記①、②のような場合は、欠陥住宅です。
また、③の場合でもひび割れ幅が大きく、
中の鉄筋が腐食(錆)される懸念があるときは
別問題です。
鉄筋は錆びると膨らみます。
そうするとコンクリートが 『バカッ!!』 と割れます。
これをコンクリートの 『爆裂』 といい、
こうなるとコンクリートは強度を失います。
ですので、乾燥収縮によるひび割れなら、
何でも無視していいというわけではありません。
原因は施工不良にあるわけですから・・・・
これは余談ですが・・・・
ひび割れのないコンクリートを作ることは可能です。
(建築業界ではひび割れは常識となっていますが・・・)
たとえば・・・
『 ダム!!』
これにはひび割れがありませんよね??
しかも止水もばっちりです。
施工さえちゃんとやれば、ひび割れはなくせます。
もちろん乾燥収縮ひび割れもです。
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