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欠陥住宅事件簿 よくある欠陥事例。あなたの住まいに心当たりは?

よくある「欠陥事例」を写真・図解でご紹介。あなたの住まいに心当たりはありませんか?

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雨漏りや、クロス・外壁等のひび割れ・・・欠陥かな?と思ったら是非その症状と比較してみてください!

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本日は基礎のひび割れ事例。


基礎にひび割れの生じる原因は大きく分けて3つあります。




①建物の沈下によるもの(いわゆる不同沈下)


②基礎の強度不足によるもの


③乾燥収縮によるひび割れ




では下記写真のひび割れ(≒0.3mm)はどれが原因か


わかりますでしょうか?


o0800060010158639438.jpg

 


実はこれはなかなか難しい問題なんです。


建築の専門家でも難しいです。




にもかかわらず、施工業者の一貫しているひび割れ


が生じた場合の言い訳はこれです!!




『乾燥収縮によるひび割れです!!』


『強度には問題ありません!!』


『コンクリートにひび割れはつきものです!!』


『モルタルで補修します!!』



等々・・・・




上記①、②のような場合は、欠陥住宅です。


また、③の場合でもひび割れ幅が大きく、


中の鉄筋が腐食(錆)される懸念があるときは


別問題です。





鉄筋は錆びると膨らみます。


そうするとコンクリートが 『バカッ!!』 と割れます。


これをコンクリートの 『爆裂』 といい、


こうなるとコンクリートは強度を失います。





ですので、乾燥収縮によるひび割れなら、


何でも無視していいというわけではありません。


原因は施工不良にあるわけですから・・・・





これは余談ですが・・・・


ひび割れのないコンクリートを作ることは可能です。

(建築業界ではひび割れは常識となっていますが・・・)


たとえば・・・




『 ダム!!』




これにはひび割れがありませんよね??


しかも止水もばっちりです。


施工さえちゃんとやれば、ひび割れはなくせます。


もちろん乾燥収縮ひび割れもです。


最近は不景気なので、なるべく現場を早く終わらせるように


しているのかもしれません・・・・


そんな傾向が現場にあるのでしょうか・・・




大工さんが現場を仕事をまわす手段・・・・


それは・・・


現場で 『手間がかかるところ』 を手間をかけないでやる!!




これが一番でしょう!!


たとえばこんな例。


今までも再三言ってきましたが、どうしてこうなるのでしょうか??



o0800060010158183706.jpg

 


断熱材が適当に入れられています。



断熱材(グラスウール等の繊維系断熱材)は隙間なく


充填しなければ効果がありません。




また、グラスウール等の繊維系断熱材は


ビニールの部分を柱に打ち付けて


ビニールを連続させ、湿気の浸入を防ぐ必要があります。




なぜなら、湿気の浸入を防げれば、内部結露は起こらないからです。


もし、内部結露が起こると、カビの繁殖、木材の腐朽(腐り)等が発生し、


欠陥住宅になってしまいます。




施工者の方も、現場の大工さんも、コストばかり重視するのではなく、


断熱材を施工する意味を分かっていただきたいものです。




3/23付けの日経アーキテクチャで以下のような記事が掲載されました。

-----以下、原文-----

「建築確認は、危険な建築物を出現させない最後のとりで」――。構造計算書偽造事件によって休業を余儀なくされたビジネスホテル「センターワンホテ ル半田」(愛知県半田市)が、総額約5億1500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2月24日、名古屋地裁で下った。建築確認を下ろした愛知県と、開業 指導した総合経営研究所(東京都千代田区、以下は総研)を訴えていた。

 戸田久裁判長は、「建築物の安全性を確保するための注意義務を怠った」などとして、被告の愛知県と総研に連帯して約5700万円を支払うように命じた。姉歯秀次元一級建築士が関与した構造計算書偽造事件で、行政側の過失を認めた判決は初めて。

「専門家の常識に反する」と地裁

 訴訟では、建築確認制度の趣旨や建築主事の審査対象の範囲などが争点となった。原告側は、「建築主事は適正に確認審査を行い、建築主に不測の損害 を被らせないようにする注意義務を負うべきだ」などと主張。県側は、「建築主は、十分な能力を備えた建築士を選任する責任がある」などと反論していた。

 判決では、建築主事の立場について、職務上、多数の設計の経験を蓄積でき、審査に関して建築士よりも適切な判断をなし得ると言及。審査範囲につい て、「建築専門家の常識に反するモデル化がされている場合には、少なくとも真意を設計者に確かめるべきだ」「専門家の間で通用する技術的基準に反する構造 設計がされている場合も同様だ」と指摘した。

 その上で建築主事の具体的な過失を検討。中廊下を介した2枚の耐力壁と扱うべきところを、中廊下を含めて1枚の耐力壁とモデル化した構造計算に関 して、次のように指摘した。「建築専門家としての常識的判断に反し、明らかに不適切。構造計算への影響の大きさから見れば、実質的に建築基準関係規定に適 合しないと判断すべきで、注意義務を怠った」。

 さらに、1階のピロティ構造について、「一般的に危険と理解されているにもかかわらず、設計者に真意を確認するなど職務上の注意義務を怠った」として過失を認めた。

 一方、総研については、「漫然と一体的に営業活動を行っている設計者を選定し、指導監督を怠った」などとし、不法行為責任を認定した。

 ホテル側の損害については、「建て替えではなく、耐震補強によって対処し得た」として、補強工事相当額や休業損害額など約2億5300万円に限定。施工者が支払った弁済金などを差し引いて賠償額を決めた。


-----ここまで-----


建築確認をおろす事に関して一定の責任を認めた判決ですが、

今の今まで、なぜこのような判例が無かったのか不思議なくらいです。


建築確認とは、その設計が一般的に問題がないかどうかを「確認」することです。

なので、素人の建築主(住宅で言うと建て主)が問題ないかどうか分からない部分を

確認するわけですから、一定の責任を負う事も必要かと思います。


今まで、その責任が問われる事は無かったわけですから、これらの確認がその分

ズサンになる可能性は否定できません。


やはり、その「設計」が問題ないかどうかは「第三者」のプロが見る必要があると

言う事になりそうです。

こんにちわ。




本日はツーバイフォー(2×4)住宅の欠陥住宅事例。


ツーバイフォー工法の命。


それは・・・・




釘!!




ツーバイフォーは木材を釘打ちして留めることにより


壁や床、屋根を作っていきます。




なので、釘をうち忘れたり、使用する釘を間違えたり


すると、強度が不足となってしまいます。



たとえばこれ・・・・・


 

o0640048010150838362.jpg

縦の木材(スタッド(縦枠))に釘が打たれていない事


がわかりますでしょうか?


ここには300mm以内の間隔で釘を打つ必要があります。


しかも使用するべき釘も決まっています。




2×4工法に使用される釘の種類は4種類

(CN50、CN65、CN75、CN90)


これらを場所によって使い分ける。


一軒の家に使用される釘の数・・・・・


なんと・・・・




数千本・・・・




打ち忘れは絶対にあります。


しっかりとした監理と知識、検査が必要なことは


言うまでもありません。




こんにちわ。

今日は木造軸組に使用される金物の留め方が悪いという

欠陥住宅事例。

これは小屋裏の梁と梁の接合部。

金物は施工されていますが、釘で留めてあるだけです・・・・

本来はボルトで締める必要があります。


(住宅金融公庫仕様書(FLAT35))


 

o0800060010150046014.jpg

梁がずれているのがわかりますでしょうか?


金物の重要性がよくわかる例です。




木造軸組工法において、接合部の強度の為には


金物は必要不可欠なものです。


金物の接合部の不良があると、


こんな症状が現れます。




『壁や天井のクロスの割れ』




注意してくださいね。


本日は擁壁が傾いて、結果的に家も傾いたという


欠陥住宅事例です。




この写真をご覧いただきたいのですが、


擁壁(1m)の上にブロックが積まれて


その上に家が建っている事がわかります。


o0800060010148424441.jpg


 

計画では擁壁の上の荷重にコンクリートブロック


2段分の重さは想定されていませんでした。




土というのは意外と重く、ブロック2段分でも


約700kg/㎡ぐらいになります。




不用意に基礎を作るときに出た土を捨てずに


敷地にばらまいたりすると、擁壁設計時に


想定していない力がかかり、傾くことがあります。


(擁壁が傾く以外にも、沈下、すべり、破壊等も生じる可能性があります。)




ちなみにこちらはこんな不具合も・・・・・


鉄筋ピッチが500mm・・・・


設計では250mmのはずが・・・


o0640048010148423632.jpg

 

完全に強度不足です。





皆様も気をつけていただきたいのが、


下記写真にあるような亀裂です。


o0800060010148423870.jpgのサムネール画像

 


こんな亀裂は要注意!!


もしかすると擁壁に何かがあるかもしれません・・・・


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