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今回も雨漏れの事例。

業者さんに何回補修してもらっても、雨漏れがなおらない・・・・

なぜでしょうか?

答えは簡単です。

正しい手順で防水層が連続するように補修しないと

直るものも直りません。


窓廻りは防水の危険個所です。

木造の住宅では、防水紙とサッシュのつばに付ける

防水両面テープを密着させる必要があります。




両面テープを密着させるには、まず茶色いクラフト紙


を剥がす必要があるのですが・・・・


剥がされてないことが分かります。


 

o0640048010172591113.jpg




バルコニーは漏水の危険箇所です。


特に手すり壁やサッシと床面FRPとの取り合い部分等


注意を要する部分が多々あります。





また、笠木等の固定も、上からビスを打ってしまうと、


漏水が発生します。







これはバルコニーに施工された支柱。


ビスは上から下に施工されており、


コーキング等の処理も見られません。


o0800060010170470875.jpg

 


下地に伸縮性が期待できる防水層を施工しているなら


わかりますが、もし何もしていなければ、


将来、雨漏れの可能性があります。





施工現場でも見逃されがちですので、


しっかりチェックすることが大切です。




木造で家を建てる場合、大敵となるシロアリ


への配慮は欠かせません。


特に、湿気の多い地域等は要注意です。




建築基準法施行令第49条第2項では


「構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、


地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、


必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない」


と規定してます。


o0400030010170211118.jpg


 

このように無処理ですと、シロアリに食べられます。


この現場は薬剤を浸透させた土台を使用することに


なっていましたが、薬剤の注入が確認できません。




通常、薬剤が注入されていれば、緑色をしてます。


また、無色のものでも、薬剤を注入したなら、


インサイジング加工の跡があるはずです。




まあ、檜(ヒノキ)等を使っていたり、


現場で薬剤を散布したなら話はわかりますが・・・・・




もし、何も施してないなら、シロアリやカビ、腐りに見舞われる


最悪の欠陥住宅になってしまいます。




ツーバイフォーの住宅は同じ木造でも


構造が全然違います。


もし、軸組工法と同じ概念で設計すると


間違いなく欠陥住宅になります。




たとえばこの例・・・・


天井の根太や梁は支持壁の上でしか継げません。


この写真では2階部分に支持壁(耐力壁)がありますが、


1階にはないのです。


o0800060010169755078.jpg

ツーバイフォーは地震や風(台風)等による


水平力や建物の重量を壁で支持する工法


ですので、柱で支持する在来工法とは


考え方が全く異なるのです。



これは建築基準法の告示にも明確に示されています。

(告示1540号)




こういう構造にしてしまうと、建物の揺れやそれによる


クロスの割れ、建具や窓の開閉不良等を誘発します。





雨漏れによる欠陥住宅はすぐに気づきます。


生活していてすぐにわかるからです。




しかしながら、このように基礎内部に雨が浸入しても


なかなか気づかないものです。


o0640048010168424055.jpg

 


これは水切りの施工位置、水切りの選択ミスが


原因です。




いずれにしても、基礎内部に雨水が浸入することは


衛生上よくありません。




カビが発生したり、木が腐ってしまいます。


(もちろんネコ土台からの通気がありますので


 酷くはならないでしょうが・・・・)




こんな雨シミが基礎にあれば、要注意です。



今日は基礎のひび割れ例なのですが、


ちょっと特殊な例です。


o0800060010167473401.jpg

 


このひび割れはアンカーボルトの位置に沿って


発生しています。




アンカーボルト・・・・基礎と土台をつなぐ金物




これは基礎コンクリートを流し込む際の締め固め不足、


コンクリート強度発現前のアンカーボルトの締め込みによる


付着切れ等が原因で発生します。





特に、工期を急ぐときには、型枠を早く外したりします。


そんなときに起こりやすい欠陥です。


こんにちわ。


本日の事例は屋根の雨シミ。


小屋裏にこんなシミがあった場合。



 

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考えられる原因は二つです。




・雨漏れ


・結露




雨漏れであれば、根本的原因を探り、


その部分を改善しないといけません。


決して、コーキングだけで直るものではないです。




結露の場合は、断熱材の施工方法のチェック、


並びに小屋裏の換気、湿気の浸入を防ぐ措置


が必要になってきます。




いずれにしても、簡単に直るようなものではありませんので、


大規模な補修工事が必要となります。




本日は構造金物の固定不良の話。


再三、このブログでも紹介はしてきましたが、





木造軸組工法(伝統工法)に於いて、


筋かいと呼ばれる斜材を釣り合い良く配置することは


非常に重要です。





特に、地震時や台風時には、この斜材が水平力に対して


抵抗します。





ただし、筋かいの端部が構造金物(筋かいプレート等)で


適切に固定されていればの話・・・・・


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金物に釘が打たれてません・・・・


(実は床下断熱材もなく、カビも発生してます・・・)





阪神大震災でも、筋かいの端部固定不良により


全壊した家も多かったと聞きます。


ちょっとしたことですが、いざというときに


明暗を分ける部分ですので、しっかりチェックしていただきたいものです。




こんにちわ。




本日は致命的な基礎の欠陥がある事例です。


私が 『致命的』 という表現を用いた理由は


『建て直すより他、補修する方法が無い』 からです。





なぜならば、補修することできないから・・・・


このような欠陥は補修することが容易ではなく、


建て直すしか他、方法はありません。





写真はべた基礎の耐圧盤(底盤)の厚みを計測しているところ・・・・


建築基準法告示第1347号では、べた基礎の耐圧盤(底盤)の厚みを


12cmとしており、10cmしかない本件建物は


建築基準法告示違反に該当します。


 

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また、本件建物の基礎耐圧盤の鉄筋は下に沈んでました。


べた基礎の場合、耐圧盤の曲げ強度を確保するためには


耐圧盤鉄筋は上側に配置される方が理想的です。





これからどのように補修するのか、想像できません。


残念ながら、建て替えるしかないと思います・・・・




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